マルタに必要な変換プラグは「BFタイプ」
マルタのコンセントプラグは「BFタイプ」です。
日本はAタイプなので、日本の電化製品を現地で使うためには変換プラグが必須です。
ちなみにマルタにはもう1種類「Cタイプ」もあると書いてありますが、今のところ見ていません。
もしあっても、BFタイプとCタイプの変換プラグは、マルタでは簡単かつ安く買えますし、宿泊先や滞在先の部屋に備え付けられていることもあります。
私が実際に買った変換プラグ
私が今回買ってホントによかった!
…ていうか2つ買えばよかった!と後悔している変換プラグが、こちらの分岐タイプです。
TESSAN 変換プラグ BFタイプ Type-Cポート付き
これは普通のプラグ4つにUSB2つ、Type-C1つの合計7口あって、めちゃくちゃ便利!
若干、差し込みがカタいかな~という気はしますが、それを差し引いても余りあるほど便利なので、どうして2つ買わなかったのか…とかなり後悔しています。
これを読んでいる方にはそんな後悔をしてほしくないので、冷静に必要な個数を見極めてほしいと思います。
変換プラグは初日から使う必須アイテムですし、小さくてかさばりません。どうせ買うなら必要な数を確実に、日本で用意していくのがおすすめです。
カシムラ KASHIMURA WP-36S 2個セット
普通の1口タイプの変換プラグは、カシムラというメーカーの2個セットを2つ買いました。
こちらも問題なく使えています。
すべてのコンセントを分岐したいわけではないので、このタイプもいくつかあるといいと思います。
あとはむかーし初めて海外旅行するときに買った、あらゆる形に変化するマルチプラグを合わせて5口+分岐プラグ7口=合計12口の変換プラグを持っていきました。
これが多いのか少ないのか?
実例を見ながら確認してみましょう。
変圧器がなくても使える?使えない? 電圧の確認方法
はじめに、どの電化製品を持っていくかを決めていきます。
変圧器が必要なアイテムをどれくらい持っていくかは人によって判断が大きく分かれるので、今回は、変換プラグ(=形状を合わせる)だけで使えるものをピックアップします。
変圧器が必要かどうかは、プラグを見ればわかります。
以下の写真はMacBookAirのACアダプター。
いや、小っさ!薄っ!…と思いますが、あるあるです(笑)。
私は写真を撮って、拡大して確認していました。
マルタの電圧は230Vなので、「230V」または「240V」と書いてあればOKです。
たまに「240Vと書いている日本語のサイトがありますが、英語で「malta voltage」で検索すると230Vと出てきます。
100Vとか110Vと書いてあったら対応していないので、変圧器が必要です。
ざっくりですが、だいたいスマホ・PC周辺機器は100-240Vまで対応しているものが多いです。
美容系アイテムも、わりと対応しているものが多かったです。
ただ、ドライヤーはワット数が高いためか、「海外対応」と明記されている商品以外は非対応のようでした。
電圧を確認しつつ、持っていくか迷うものは検討リストを作っておき、あとで全体を見ながら考えるのがいいと思います。出発までの時間や輸送コストを払う余裕があれば。私はあまり時間もお金もなかったので、思考停止で電圧非対応→即メルカリ出品としていました。
正直、手放したくないものもたくさんありました。でも、考えても仕方ありません。持っていけないものは持っていけない。少しでも移住資金の足しにするのが優先でした。
荷物の処分方法やメルカリ、ジモティーについてはまたそのうち書く予定です。
実際に持ってきた240V対応の電化製品リスト
以下が今回、マルタ移住で実際に私が持ってきた電化製品のリストです。
スマホ・PC周辺機器
- スマホ(iPhone11)
- ノートPC(MacBookAir)
- イヤフォン(AirPods)
- モバイルバッテリー(iWALK)
- スマートウォッチ(HuaweiBand8)
- タブレット(Kindle用)
- 充電池&専用充電器(Panasonicエネループ)
- デスクトップPC(夫の)
- ディスプレイ(夫の)
スマホ~バッテリーまでの5点セットは、夫婦それぞれ持っているので各2個。
これだけで10個もありました。ひええ。
Kindle用のタブレットは、読書好きには必須のアイテム。
海外で日本語の本を買うのは大変…というか、国によってはほぼ買えませんよね。
デスクトップPCとディスプレイは夫のもの。持ってくる人はレアだと思います。
仕事で必要など、特別な理由がないならおすすめはしません。
普通に10~20kgくらいあるので、送料は万単位。梱包も大変です。
今回は飛行機の預け入れ荷物で超過料金を数万円払いました。
スマートハウス系
- Ecoh(Alexa)
- Ecoh Dot(Alexa)
- Fire stick TV
- Switchbotハブ
いらないに人はまったくいらないやつですが、慣れてしまうと手放せません。
どれもかなり古い世代のものですが、個人的には持ってきてよかったと思っています。
ただし、すべて常時接続なので4口必要。
スマートロックと電動カーテンも持っていましたが、マルタの規格では使えないので諦めました。
正確には、カーテンは規格が違ってもなんとか使えるかもと思い持ってきたのですが、まさかのカーテンのない家(木製扉付き)に住むことになり、お蔵入りならぬスーツケース入りしています。こればっかりは来てみないとわかりません。
美容・生活家電系
- ヘアドライヤー(モッズヘア)
- ヘアアイロン(SALONIA 2way)
- 電動歯ブラシ(フィリップス)
- マッサージガン(SIXPAD)
- 脱毛器
- ウォーターピーリング美顔器
- アロマデュフューザー(無印良品)
このなかで、常時接続が必要なのは電動歯ブラシのみ。
ドライヤーは初日から必要になるアイテムなので、海外対応の安くてコンパクトなものを持参しました。落ち着いたらもうちょっと良いやつを現地で買おうかなと思っています。
ほかに男性なら電動シェーバーが加わるかもしれません。夫はあまり使わないので、実家に送っていました。
マッサージガンは、移動や買い出しで疲れることが多いと思い、持ってきました。というか、旅行のときも気軽に持っていけるようにハンディサイズの小さいやつを選んだので。実際かなり使ってます。
本当はヘッドマッサージャーとアイマッサージャーも持ってきたかったのですが、「必要性」や「使用頻度」からいうと、マストとはいえないので諦めました。代わりにukaのケンザンという(シリコン製スカルプブラシ)を持ってきました。
(かなり余談ですが、Amazonやメルカリではケンザンの偽物が大量に出回っているので、実店舗か公式サイトでの購入をおすすめします。非正規品でいいならむしろ100均で十分です)
脱毛器はトリアのかなり小さいタイプです。現地にサロンがあるかもわからなかったし(2店舗ほどそれっぽいお店を見かけたのでありそう)、あってもちょっと怖いなーと思い、日本ではあまり使っていなかったけど持ってきました。だいたい終わってるんですが、たまに気になるので。
無印良品のアロマデュフューザーは、意外にも電圧が対応していました。いらないと思いましたが、ふと、慣れない海外生活で疲れたときにあったら癒やされるかも~なんて思って持参。
一方で、エッセンシャルオイルはどれも買ってから数年経っていました。それでも1本くらい持ってくればいいものをなぜかすべて廃棄してしまったため、まだ一度も使っていません。人は余裕がないと判断を誤るというよい例ですね(白目)。
ちなみにマルタではまだ一度もエッセンシャルオイルを見ていません。アロマキャンドルやリードデュフューザーは大量に売ってるんだけどなあ。
結論:常時接続&毎日充電するアイテムの数
というわけで、長くなりましたが、ようやく結論です。
上記のなかから、常時接続が必要なものと、毎日必ず充電するものを数えます。
わが家の場合は、スマホ類とスマートハウス系アイテム16個に、電動歯ブラシを足して17個。
なので、これだけあればノンストレスだと思います。
でも実際に持ってきた変換プラグは、1口×5個+7口×1個=12口。
5口足りません。
ひとまずの生活では足りていましたが、落ち着いてくるとやはりもう少し欲しくなって2つ買い足し、今は14口です。
まだ3口足りませんが、常時接続でないものは充電がなくなったときしか使わないので、ほぼストレスなく生活できています。
ただ、「こっちの部屋にも充電ケーブルが欲しいな」と思ったりはするので、やはりあと2~3個あると快適かもしれません。
というわけで、結論としては「常時接続+毎日充電するアイテムの数」だけ変換プラグがあると理想。
でも、実際にはそれより2~3口少なくてもそれほど問題はない、といったところでしょうか。
そもそもType-CやLightningなど、共通で使える端子のケーブルは使いまわしている人も多いはず。なので、そもそもアイテムの数だけケーブルを持っているともかぎりません。
このあたりはライフスタイルや好みにもよるので、自分のアイテムや使い方、端子の種類や数などを考慮して決めてくださいね。
マルタで追加購入することも可能!
ここまで、変換プラグは日本から用意してきたほうがいい!と書きましたが、マルタでも変換プラグを買えないわけではありません。金額も日本で買うのとそれほど変わりません。
日本のAタイプはアメリカと同じなので、米国対応と書いてあるものを買えばOKです。
ただ、どこで買えるのかなかなかわからず、すぐ手に入るとはかぎらないアイテムではあります。
日本でも、コンビニや普通のスーパーで変換プラグは買えませんよね。家電量販店やホームセンター、大型スーパーまで行く必要があります。でも、その店名もわからないし、どこにあるのかもわからない。日本語がわからなければ、検索ワードもぱっと出てこない。それと同じ感覚です。
短期留学なら多少は不便でも使い回せば済みますが、数カ月~1年以上の長期滞在や移住を考えているなら、持ってきてしまったほうが早くてストレスもありません。
とはいえ壊れてしまったり、実際に生活してみたら足りなかったりということもあるはず。
私は大型スーパーのSmartの家電製品のコーナーで見つけました。
ほかにネットの情報では、バレッタのお土産屋さんにあったというのを見ました。確認はしていませんが、Homemateなど、大型のホームセンターにもありそうな気がします。夫のデスクトップPCはけっきょく変圧器が必要で、ここで買っていました(苦笑)。
変圧器が必要な電化製品は「持っていかない」のがラク
私は今回、変圧器が必要な家電は持っていかないと決めました。
(あくまで自分の話。夫の持ち物までは口出しせず)
なので、変換プラグだけで済んでいます。
変圧器を使わないと決めた理由
私が変圧器をやめた理由は、以下のとおりです。
- どの製品を見ても「壊れた」「使えなかった」というレビューがあったこと
- 変圧器が必要な家電はそこそこ大きく、送料も高いものが多いこと
- とにかく輸送にお金と時間がかかること
- 移住後、ずっと変圧器を通して使うのはなんだか鬱陶しいと感じたこと
- そこまでして使いたいものはなかったこと
- これを機に持ち物をいったんリセットしてみてもいいなと思ったこと
などなど。
ま、どうしても欲しくなったら、現地で買えばいいやと思いました。
現地に何があって、何がないか、それがわからないから決断が難しいんですけどね。
Amazonがある国なら話はもっと簡単だったのですが、マルタは島国なので、余計にわからなくて。わからなすぎて、もういいや!と割り切れたというか、諦めるしかなかったというか。そういう意味では、逆に簡単だったとも言えるのかなあ。
私は料理が好きなのでお気に入りのキッチン家電がたくさんありました。それをすべて手放すのは正直けっこうつらかったです。でも、そもそも食材も食生活も変わるのだから、出番がなくなる可能性もある。新しい生活を楽しもう!となかば無理やり切り替えました。
それに海外の家には、海外の製品がやっぱり合うなと思ったりもします。たぶんw
それでも移住が決まったばかりの頃は、お気に入りの家電を全部持っていきたいと思ったりしていました。とくにヘルシオのオーブンとか、まだ買って1年も経っていなかったので(泣)。
でも調べてみたら、マルタは島国なので、とにかく輸送費が高い!
EMSだと1箱4~5万かかります。
かといって、船便にすると3カ月どころか半年かかることもザラ。
何年いるかわからないけど、もし1年で日本に帰ってくることになったら、その半分の期間しか使わないものをそんなにお金と時間をかけて送る必要があるとは思えませんでした。
というのが、いちばん大きな理由かな。
もし夫が日本の大企業勤務で、引越し費用やサポートも充実していて、なんでもかんでも持っていけるならそうしたかもしれません。