日本からマルタに移住して、1年と9カ月が経ちました。
とくに日本が恋しいと感じることもないのですが、夫が1カ月の休暇をとれるというので、それなら日本に帰ろうかということに。
マルタに来て感じるのは、本当にホリデーの感覚が違うということ。1〜2週間は当たり前だし、1カ月もめずらしくありません。必ず取得しなければならないもの、という感じです。
マルタと日本の往復航空券の金額は?
日本とマルタの往復は、大きく2つ。
ターキッシュ・エアラインズ(トルコ航空)
イスタンブール乗り換えで、18~19時間程度。
エミレーツ航空
ドバイ乗り換えで22~23時間程度。
どちらも費用は往復で20数万円ほど。ターキッシュのほうがちょっと高いかな。
その他
その他に、ヨーロッパを経由するルートもあります。
費用を抑えたい場合は、乗り継ぎが2回あるものを選ぶと10万円台前半から見つかります。
ただし、乗り継ぎの待ち時間が長く、トータルで36時間など、かなりの長丁場になります。
また自己乗り継ぎが含まれる場合、預け入れ荷物は一度受け取ってまた預け入れたり、待ち時間が長い場合は1泊ホテル分がかかったり、デメリットもあります。
それでも10万円近い差は決して小さくないので、どちらを選ぶかは、お金と時間のどちらをかけられるかによって判断が分かれるところです。
また、海外旅行慣れしているかどうかや、預け入れ荷物がどれくらいあるかにもよると思います。
中国東方航空で上海乗り継ぎ
今回、私はミラノで自己乗り継ぎし、中国東方航空で上海経由の便を選びました。安いだけでなく、日程がちょうど良かったからです。
行きはミラノに夜到着→自己乗り継ぎで翌朝出発だったので、空港近くのホテルで1泊。
帰りは朝到着だったのでミラノ観光をする予定でしたが、面倒になって空港内のマクドナルドでNetflixを観ながら5時間潰しました。
マルターミラノ間と、上海ー日本間はそれぞれ3~4時間ほど。上海ーミラノ間が11~12時間ほどです。
フライト時間はトータルで17~20時間くらいということになります。
ここに乗り継ぎの待ち時間がそれぞれ6時間とか12時間とか入ってくるので、全行程では36時間とかになってしまうわけですね。
ミラノ・マルペンサ空港
マルペンサ空港から周辺のホテルには無料のシャトルバスが出ています。
ホテルからのメールに場所が書いてあったので行けばわかるだろうと思っていたのですが、ちょうどその出口が封鎖されていたり、なんとか到着しても何分おきに来るといった情報がなく、なんとなく人がたむろしているだけ。いろんな送迎バスがパラパラとやってくるだけで、どれに乗ればいいのかもわかりません。
事前にしっかり調べておくか、ホテルにもっと確認すべきでした。タクシーの勧誘も鬱陶しく、けっきょくヤケクソになって歩いていきました。翌朝は、ホテルでチェックインしたときに確認してくれたので問題なく乗れました。
どちらにせよ、夜は本数が少なく30分に1本くらいしかないようだったので、時間的には徒歩とそんなに変わらなかったかな。
ちなみに復路でマルペンサ空港を出たときは、警備員に現金を持っているかとか仕事は何だとか、ごちゃごちゃ質問されました。気になる人物にしか声掛けしていないようだったので、若干、不服です(笑)。普通に小綺麗な格好をしていたと思うけど、子供にでも見えたんですかね。
空港自体はそれなりに広く、とにかく細長かったなという印象。
観光を考えている場合は、荷物の預け入れサービスなども調べておいたほうがいいと思います。何番出口付近にあるとか書かれていても、その出口を見つけられませんでした。日本のようなコインロッカーはないようです。
今回、私は帰国中にかなり予定を詰め込んでいたので、ミラノ観光までリサーチする余裕がありませんでした。ただ、振り返ってみれば寝不足や長時間フライトでちょっと疲れていたので、スーツケースを持ったまま移動する気力も体力もなく、結果的にはあれで良かったのかなとは思います。
空港のWi-Fiはマクドナルド店内のためかやや弱かったですが、なんとか使えましたし、席はガラガラで、コンセントも使えたのでラッキーでした。
上海・浦東国際空港
上海の空港は、正直いって最悪でした。
まずWi-Fiを使うのに、パスポートの登録が必要。そこまでしても、回線がつながらない。インフォメーションで相談しましたが、スマホの端末によって相性が悪いと使えないことがあると言われました。
iPhone11と17は、どちらも使えませんでした。Fireタブレットのシルクブラウザでbeing.comからの検索はできましたが、アクセスできるサイトは限定されているようです。Youtubeは見られませんでした。
けっきょく往復とも、ろくにネットが使えなかったので、今後はできるだけ中国経由は避けたいと思ってしまいました。
保安検査もかなり厳しめで、とくに何か引っかかったわけではありませんが、全体的に時間がかかって面倒くさいという印象です。
空港自体はかなり広くて、コンセントももちろん使えるので、乗り継ぎ時間が長い場合は、事前にNetflixなどで動画をたくさんダウンロードしておいたほうがいいと思います。
Kindleで本はダウンロードしておいたのですが、動画より集中力がいるので、軽めの読み物じゃないとけっこう難しいなと感じました。
中国東方航空
今回、メインで使ったのは中国東方航空。
行きはサイトの不具合なのか、オンラインチェックインでシート選択がうまく機能せず、画面が進みませんでした。みんなそうだったせいなのかはわかりませんが、ミラノで1時間くらい行列に並ばなければならず、ちょっとヒヤッとしました。
こういうことがあるので、やはり空港には3時間前に着いていないと怖いんですよね。慣れてくると時間がもったいなく感じることもありますが、トラブルで乗車できないよりはマシです。
帰りは普通にオンラインチェックインできて、並んでる人もほとんどいなくてサクッと終わりました。
機内食は、ミラノー上海間で2回、上海ー成田間で1回出ました。どれもけっこう好みの味つけでおいしかったです。teaが紅茶じゃなくて、中国茶なのも気に入りました。
長時間フライトの必需品
ひさびさの長時間フライトで、必須だなと思ったのはフットレスト。行きは何も対策していなかったので、背中が痛くなって大変でした。



